2013年03月27日(水)

オルソケラトロジーについて

大変ご無沙汰いたしておりました。2月中旬よりスギ花粉の飛散が猛烈な状況となり、連日当クリニックのキャパシティを超える数の患者さんが来院されていて、ブログ更新をと思いながらも、先送りとなっていました(言い訳です)。
さて、本日は夜寝ている間にコンタクトレンズを着けていれば、昼間は裸眼で1.0の視力が出るという、オルソケラトロジーについて、ホームページに記載されていない2,3の事柄をお知らせします。
1.治療可能な年齢は?
ハードタイプのコンタクトレンズを装着しますので、初期は当然、異物感、痛み等がありますが、1週間から2週間で慣れてきます。この初期の異物感を無理なく許容できる年齢が治療可能な年齢と考えています。従って、学校のお友達ができていても、わが子は無理ということもあります。レンズの装着やメンテナンスは親御さんにしっかりと行っていただくことが前提となりますが、当クリニックで行っている最低の年齢は現在のところ8歳の女児です。
2.2~3日子供が合宿に行くことがあるが、その間はどうしたら良いか?
低年齢の場合、親が装着やレンズのケアをすることが前提となっていますので、合宿や修学旅行の場合どうするかが問題となります。当然、レンズを装着することは無理ですので、その際の見え方が問題です。通常、オルソケラトロジー開始後1ヶ月で週のうち1日ないしは2日の休息を設けてもらっています。1晩ないしは2晩レンズをはめないで、その後の日中の見え方を検討してもらっています。たいていは、1晩はめなくても、さほど視力は落ちないようです。2晩となると、少し見えづらくなってきます。長期の合宿などでは、その後半が見えづらくなりますので、これまで使用していた眼鏡を持たせてあげる必要があります。
3.オルソケラトロジーのもう一つのメリットは?
昼間に裸眼で1.0の視力を維持させる以外に、近視の進行を抑制する効果があるというデータがあります。成長期には近視が徐々に進み、25歳前後まで進行すると言われています。オルソケラトロジーで治療中は基本的には近視の度数の進行はないか、あっても少しであると言われています。大きなメリットと考えられます。

2013/03/27 07:44 | ひとこと | コメント(0) | トラックバック(535)

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