当院では、白内障手術の際に目の中に入れる眼内レンズについて、保険診療でまかなえる単一焦点眼内レンズ以外に、保険診療ができない多焦点眼内レンズを取り扱っています。このレンズは白内障となった目の中の水晶体に置きかわり、外界の像の焦点を合わせる働きだけではなく、遠くも近くも見ることができ、メガネをかける機会を減らそうとするものです。保険診療はできませんが、差額ベットと同様の選定療養の取り扱いで使用できる2焦点、3焦点、連続焦多焦点レンズや自由診療での5焦点レンズも取り扱っております。
当院では、主に月曜日に日帰りで行っております。
下記の項目につきましては、患者様にご協力をお願いいたします。
手術そのものの時間は、10~15分程度です。
処方されている点眼薬一式、お薬手帳(他科を含めた内服薬の実物でも可)をご用意ください。
眼帯をいたしますので、当日の車の運転はご自身がされるのは非常に危険となりますので、おやめください。
手術翌日には、保護メガネが必要になります(レンズ販売所にて購入可能)。
繰り返しですが、お化粧はしないで、点眼を忘れないようにしてください。
内服薬服用期間中はアルコール類はおやめになり、早めにお休みください。
翌日の診察までは、眼帯をはずす必要はありませんし、点眼の必要もありません。
翌日の診療は、予約のお時間に必ず受診していただきますよう、お願いいたします。
その次は術後3~4日目の診察ですが、これは午前、午後どちらでもよいのでご都合で予約を取らせていただきます。
その後は、翌週火曜日、その後1カ月まで週1回、1カ月を過ぎると月2回、3か月を過ぎると月1回位のスケジュールとなります。
また、手術まで使用していたメガネは通常度数が合わなくて使用できませんので、手術後1カ月を過ぎるころにはメガネを合わせます。
このメガネは度数の問題等の作成上のトラブルを避けるためにレンズ販売所での作成をお願いします。
白内障手術の際に、生来の混濁した生来のレンズを除去しますので、手術中に代わりのレンズを目の中に入れる必要があります。 濁ったレンズを取るだけではピントが全く合わないので、せっかく手術をしても見えるという状態にはなりません。 眼内レンズを入れることによってピントが合うようになり、見えるようになります。 しかし、眼内レンズは焦点の合う場所が一定の距離ですので、通常遠くの距離とすると、手元が見にくいですし、手元に焦点が合うようにすると今度は遠くが見にくくなります。
いずれもメガネをかけることできちんと見えるようになります。生来のレンズは若い時にはこのピントを合わせる機能があります。 話が脱線しますが、中年以降に手元が見にくくなる老眼はこのレンズのピントを合わせる力が徐々に衰え、最終的にはピントをあわせ られなくなるために起こります。 さて、近年この眼内レンズに遠くも近くもピントを合わせられる多焦点眼内レンズが登場しました。 メリットは遠く、近くもメガネをかける機会を減らすことが可能となることです。 デメリットは健康保険がきかないことがまずあげられます。 その他、遠く、近くの両方に焦点を合わせる構造のために、コントラストと言って白黒の鮮明さが落ちたり、強い光源を見た場合にその 光源の周りに光の輪が見えたりすることがデメリットとしてあげられます。 その方の年齢、目の状態、職業等を考慮して多焦点眼内レンズを使用するメリットとデメリットを検討します。 健康保険がききませんので、その点を考慮の上、ご希望の場合はご相談ください。
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